働き方の柔軟化を進めるため、テレワーク・在宅勤務の環境整備を進めます。まずは幹部社員から試験的に実施し、運用の課題を検証していきたいと考えています。
検証項目は次の通りです。
①テレワークのメリット・デメリット
②必要な環境やツール
③適用条件
④労務・セキュリティ対策
これらを実際に運用しながら確認していきます。
そもそも、テレワーク制度を整備する最大の目的は「生産性と柔軟性の両立」です。流行に乗るのではなく、社員と会社がより良く働くための仕組みとして考えています。
テレワークとは、情報通信技術(ICT)を活用し、場所や時間にとらわれず働ける柔軟な働き方のことです。
場所や時間の制約によって生じるムダや非効率を減らし、生産性を高めることを目的としています。人材確保の面でも大きな効果が期待できます。
たとえば、子どもの急な発病で出勤できない場合でも、自宅に会社と同じ環境があれば仕事を継続できます。こうした柔軟な働き方は、子育て中の社員の就業機会を広げ、企業の人材確保にもつながります。
検証のポイントは主に次の三つです。
一つ目は成果の質と効率。二つ目は情報や労務の管理方法。三つ目はミス防止の対策です。
ICTやクラウドの進化により、場所を選ばず安全に仕事をすることは十分可能です。主要なサービスを利用している限り、大きな問題はありませんが、人為的なミスを防ぐ仕組みづくりは欠かせません。
何より大切なのは、限られた時間で最大の成果を出すことです。そのためには、無駄や障害をためらわず取り除く姿勢が欠かせません。小さな課題も一つずつ丁寧に解決していく心構えを持ちたいと思います。
テレワークを進める前に、まずは自分の業務にどれだけ価値があるかを見直す必要があります。無駄をそのままにせず、価値ある仕事に集中できる力が求められます。日々行っている仕事が誰からも認められること、それが重要な条件です。
もちろん、現場での作業や社員同士の連携も欠かせません。まずは限定的な日数でのテレワークを試行し、実現可能な範囲を検証していきます。小さな実践から学び、より柔軟で生産的な働き方を目指していきます。