社内SNSでスタッフの一人がシェアしてくれた「かごしま働き方改革推進企業認定制度」の案内を読み、興味を持ちました。
この記事では、その中に登場する「イクボス」という言葉について感じたことをお伝えします。
働き方改革への私たちの取り組み
私たちもこれまで、働き方改革に取り組んできました。
特に長時間労働や深夜残業をなくすことを中心に、勤怠管理の効率化や就業規則の見直しを進めています。
制作業・広告業の慣習を言い訳にせず、一つひとつ改善を重ねてきました。
一方で、国や県が進める施策にはこれまで積極的に関わってこなかったため、この認定制度は「働き方改革」の全体像を知るうえで良い教材になると感じました。
「かごしま働き方改革推進企業認定制度」とは
この制度に認定されると、県内外に「働き方改革に積極的な企業」として発信できるようになります。
いくつかのメリットがありますが、最も大きいのは「労働環境改善に意欲的であること」を社内外に示せる点です。
主な認定要件
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県内に本社または事業所を有すること
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代表者が「イクボス宣言」を行っていること
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「かごしま子育て応援企業」に登録されていること
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必須要件(普及・啓発、長時間労働の縮減)を実施していること
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選択要件(2項目以上)
・非正規社員の処遇改善
・業務改善による生産性向上
・年次有給休暇の取得促進
・テレワークなど柔軟な働き方の整備
・女性・若手・高齢者の活躍推進 など
こうした要件を一つずつ満たしていくことが、国や県の方針に沿った働き方改革の実践になるわけです。
「イクボス」ってどんな上司?
実は私、「代表者がイクボス宣言を行っていること」という項目を見て、一瞬「あ、俺ダメだ」と思いました。
子育てを妻に任せきりにしてきた自分が、「育児に積極的なボス」なんて名乗れるのかと。
でも、それは早とちりでした。イクメンとは違うんですね。
県のホームページによると、イクボスとは――
職場で働く部下やスタッフのワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)を考え、
その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、
自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことです。
なるほど、これなら自分も当てはまるかもしれません。
スタッフ一人ひとりの人生を応援しながら、会社としても成果を出していく。
まさに、これからのリーダー像だと感じました。
自社のこれから
私たちの場合、まずは必須要件の二つに加えて、次の項目から着手できそうです。
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業務改善による生産性の向上
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テレワークなど柔軟な働き方の整備
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女性の活躍推進
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若手社員の活躍推進
こうしたガイドラインがあることで、社内への普及や啓発にも役立ちます。
すでに認定を受けている県内企業のスピード感には感心しました。
おそらく、以前からの地道な取り組みの成果なのでしょう。
働き方改革は、採用面での魅力向上や生産性アップにもつながる実利的な施策だと考えています。
クライアント企業の皆さんと一緒に学び、実践を通じて理解を深めていければと思います。
おわりに
働き方改革への取り組みを通じて、より良い職場づくりを進めていくことが、最終的にはお客様や地域への貢献につながります。
今後も「イクボス」の考え方を軸に、社員一人ひとりが安心して働ける環境を整えていきたいと思います。
詳しくは、制度の公式サイトをご覧ください。