テレワーク・在宅勤務の環境を整えるため
幹部社員から少しずつ試験的に実施してもらおうと考えています。
検証するのはテレワークや在宅勤務が
どんなメリットがあるか、またデメリットは何か。
必要な環境やツールは何か。
また、テレワークや在宅勤務を適用する条件は何か。
さらに労務管理やセキュリティ面での対策も考える必要があります。
そもそもテレワークや在宅勤務の制度をなぜ整備するのか
その目的と効果の共有こそが大切で
流行に乗っかる取り組みではないつもりです。
テレワークとは、
情報通信技術(ICT)を活用した
場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと、だそうです。
場所や時間の制約により無理が生じている、
生産性が上がらない、成果の割に時間がかかる、
制約のために人材が確保できない、
などの改善を期待してのことなんですね。
子どもの急な発病でどうしても出勤できない場合
会社と同じ仕事環境が自宅でも確保できれば
欠勤することなく仕事を継続できます。
発病などに限らず、幼い子を持つ女性の就業の可能性も広がるため
専門技術を埋もらせることなく発揮できる機会も増え
人材難に悩む企業にとっても一考の価値あり、
ではないでしょうか。
検証時に気になるのは
会社にいるのと同じようなアウトプット、成果が出せるのかという点。
他には情報管理と労務管理の方法です。
ICTやクラウドサービスの発達で、
場所を選ばず、セキュリティを確保しながら仕事をするのは
そう難しくありません。
主要なサービスを使っている限り、
素人がとやかくいうような問題はないでしょうが
人為的なミスを防ぐ対策の検討が必要と思います。
在宅で効率は著しく下がらないのか。
ツールや制度は働く人と会社、双方のために機能するのか。
このあたりは検証していく必要があるでしょう。
何より大事なのは同じ時間を使ってどれだけの成果が出せるのか。
そして成果を阻害するもの、障害となるものはなるべくとりのぞいていこう。
シンプルに言えばこれだけのことなのです。
だからいらないものはいらない。無駄なものは無駄。
障害を取り除くことに躊躇しないマインドが最も大切な前提と思います。
魚の小骨を一本一本抜いていくくらいの気持ちでいけばいいかなーと考えています。
その視点に立てば、テレワーク・在宅勤務を推し進める以前に
不要な作業を減らせる力が必要かもしれません。
無駄な作業を疑いもせず、延々とやっているようでは、
テレワークや在宅勤務の資格はないでしょう。
日々行なっている仕事の価値が
誰からも認められることは重要な条件でしょう。
とはいえ、現場での作業も多く、社員間の連携も必要です。
そのため、まずは限られた日や突発的な事項が発生した時に
継続して仕事が可能な状況を作ること。
例えば月に数日とか、週に1〜2日など、
場所や時間に縛られずに仕事ができる環境がどこまで整備できるか、
その検証を進めていければと思っています。