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2025.10.13

中小企業の採用パンフレット・リクルートガイドを制作するときの留意点

中小企業の採用パンフレット・リクルートガイドを制作するときの留意点

はじめに

採用パンフレットやリクルートガイドを制作するときに
中小企業が押さえるべきポイントを紹介します。

弊社はこれまで多くの企業コンテンツを手がけてきました。
パンフレットやホームページ、動画など形はさまざまですが、
企業の「強み」や「らしさ」をわかりやすく伝えることを心がけています。

中小企業が採用パンフレットを制作する際によくある
見落としがちな点をお話しします。

採用難の背景にある「伝わらなさ」

少子高齢化が進むなか、採用活動は企業の存続に関わる重要な取り組みです。
特に中小企業では、知名度の低さから応募が集まりにくく、採用ゼロが続くこともあります。
また、仕事内容や職場の雰囲気が十分に伝わらず、早期退職につながるケースも少なくありません。

原因の一つは、会社の雰囲気や仕事内容が求職者に具体的に伝わっていないことです。
「どんな会社か」「どんな人が働いているのか」が見えないと、
応募者は自分の将来像を重ねにくくなります。

「よくある」会社案内パンフレットの落とし穴

多くの会社案内パンフレットは、内容が似通いがちです。
代表挨拶や業務内容、沿革、理念、会社概要などを並べるだけでは、
企業の実像は伝わりません。

原因は、「企画」や「編集」という視点の不足です。
渡された資料をまとめるだけでは、読者の関心に届きません。
読者目線で「何を、どの順番で、どう伝えるか」を設計することが、
採用パンフレット制作の第一歩です。

求職者が知りたいのは「企業の内側」

採用パンフレットで最も大切なのは、「求職者の知りたいこと」を伝えることです。
若者は企業の外見よりも内側、つまり自分に合うかどうかを重視します。

そのためには、次のような情報を具体的に示す必要があります。

・どんな仕事をしているのか
・どんな人が働いているのか
・職場の雰囲気はどうか
・自分も活躍できそうか
・成長できる環境か

従業員の表情や言葉を通して伝える企業像こそ、最も実像に近く、読者に響きます。

ヒアリングから始まる「企業らしさ」の可視化

私たちのコンテンツづくりは、まず「聞くこと」から始まります。
単に掲載したい情報を聞くのではなく、企業が大切にしている価値や「らしさ」を掘り下げます。

質問を重ね、得られた言葉や表情から企業像を描き、
わずか数ページでも“人”の温度が伝わるパンフレットを目指します。

こうして作られた採用パンフレットは、
就活生だけでなく社員や家族、取引先にも誇りを持って配布できる「企業の顔」となります。
それは単なる採用ツールにとどまらず、企業理念の共有とブランディングにもつながります。

まとめ

中小企業の採用活動において、
「何を伝えるか」だけでなく「どう伝えるか」が大きな差を生みます。
読者目線の企画・編集と、働く人のリアルな姿を描くことで、
企業の魅力はより深く、確実に伝わります。

採用パンフレットを“情報の紙”から“共感のツール”へ。
その一歩を、丁寧なヒアリングから始めてみてください。

この記事を書いた人

代表井上浩一郎

福岡生まれ鹿児島市在住。国土交通省航空保安大学校卒業。航空局管制技術官を辞め、起業を模索する中で顧客向け会報誌を担当したことをきっかけにメディア作りにハマり、地元情報誌CROWDの出版で創業。犬3頭とのランニングが日課。現在第3次システム手帳ブームにハマる。

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