文章作成という仕事の魅力をお伝えしつつ、現在、制作兼ライターを募集しています。社員採用を中心にしていますが、契約ライターの応募も歓迎です。現場を支える書き手が不足しています。
ライターは鹿児島では女性が多い印象ですが、当社では男性中心のチームに女性メンバーも加わり、活気ある制作現場となっています。日々、取材・編集・ライティングの現場で言葉と向き合っています。
原稿執筆というと「作家先生」のように聞こえますが、実際はペンではなくキーボードで打ち込む仕事です。社内では「コピーライティング」や「文章作成」「入力」と呼んでいます。
私も最近は頻度が減りましたが、取材・編集・ライティングを行っています。やるときはしっかり取り組み、特に経営者の代弁者として想いを言葉にすることを心がけています。
社内では主に企業案内や企業サイトの原稿を手がけています。地域のお店情報も多く、あらゆる業種やサービスを取材・執筆しています。近年ではECサイトやサービス案内サイトの原稿も増えてきました。
10年ほど前までは地域情報誌を発行しており、店舗紹介や音楽、ファッション、カルチャー情報など、街の活気を伝える記事を皆で書いていました。「街を元気に」という目標のもと、取材し、文章で発信していた日々を思い出します。
企業の中には「文章は自分たちで用意します」とおっしゃるところもあります。しかし、広報に慣れた方でなければおすすめしません。形式的で面白みのない文章になりがちですし、編集者の視点が欠けていると読む人の関心を引くことが難しいからです。読む人の立場を意識した文章こそが伝わる文章です。
写真を美しく撮り、デザインを整えることも大切ですが、コンテンツの方向性やテイストを決めるのは、どんなタイトルでどんな構成の文章を書くかという部分です。だからこそ、編集制作担当は全体の脚本家のような役割を担うことになります。
文章作成という仕事は、取材というコミュニケーション力と、内容をまとめるライティング力の合わせ技です。見えない部分での思考や調整も多く、まさに力仕事です。
以前、企業70年史の制作を一人のライターさんと担当しました。数多くの方に取材を行い、一つの企業ストーリーとしてまとめる作業は大変でありながらも、とても刺激的でした。まとめ終えたあとに「いい感じにまとめてもらった!」と言っていただけたときの喜びは、格別のものがあります。
当社の編集制作スタッフも、大小さまざまな企業ストーリーを形にしています。それぞれの企業が歩んできた時間を一つの物語にまとめる仕事は、責任もやりがいも大きい仕事です。
ウェブの世界では、文字原稿の重要性がますます高まっています。検索エンジンも、内容の質を重視するようになりました。SEOや広告の観点からも、誠実に作られた文章こそが評価される時代です。
もう「キャッチコピーひとつでなんとかなる」時代ではありません。真摯に事実を伝え、日々の取り組みを正確に表現することが大切です。私たちは企業メディアのコンテンツを制作するとき、その企業の一員になったつもりで「何を伝えるべきか」を考えています。
コンテンツは、送り手と受け手をつなぐ橋渡し役です。どちらにとっても納得でき、理解でき、共感できるものでなくてはなりません。そんなことを考えながら、構想を練り、取材を準備しています。編集制作スタッフの仕事は、そうした日々の積み重ねの中にあります。