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2018.08.23

企業の日常にフォーカス

企業の日常にフォーカス

午前中、撮影に同行してきました。
ある企業の取り壊される予定の本社ビルのアーカイブ撮影です。
長年大事に使われてきたビル内の様子。そこで働く社員さんたちの様子。
記録というより記憶に残すような印象の撮影です。
会社内の日常を淡々と切り取っていくような
そんな撮影を心がけました。

仕事上、様々な企業にお邪魔して
撮影をしたり、お話を伺ったりします。

打ち合わせでは会議室や応接セットに通され
トップの方や担当者の方と話をして帰ってきますが
取材・撮影となれば
様々な部署や役職の方にお会いすることになり
その会社の姿が多角的に感じ取れます。

いろんなポイント、いろんな角度から見聞きし、
それを取捨選択して、フォーカスして、統合して
一つの企業像、経営スタイル、ビジョン、アイデンティティとして
まとめていくことになります。

今日の撮影の中でよかったと思ったのは
これまで長いおつきあいでも初めてだった
朝のゴミ拾いに立ち会えたことでした。

話には聞いていましたが、
社長さんをはじめ多くの社員さんたちが
すでに結構な暑さになっていた朝8時40分に集合し
数百メートルも歩いて周辺のゴミを黙々と拾っていくのです。

20分程度のことですが、仕事中の姿だけでなく
そこに集まる社員さんたちの動きや表情見たり、
役員や幹部クラスの人たちが率先してペットボトルを集めている姿を見たことは
その会社の新たな一面を感じ取るのに大きな意味がありました。
しかもこれは「見てくれ」「取材してくれ」と言われたわけでもなく
たまたまその日がそうだったという流れ上のことだったのです。
そこには仕込みでもポーズでもなく
いつもの姿を見ることに意味がありました。

また撮影前、早めに到着していたため
しばらくその場で待機し、準備していたのですが
朝早くから出社してきて仕事の準備をしている若いスタッフさんや
一度話を聞いて顔を覚えてもらっていたスタッフさんの元気な挨拶で
「部外者」なりに感じる何かが一つ一つ追加されていきました。

ネガティブでなく、偽りでもない、
ポジティブ面に見る本質、いつもの姿の中にある矜恃(きょうじ)、
つまり自信と誇りみたいなもの。
私たちの仕事ではそういうものを感じ取り、
ビジュアルと文字で表したいのです。

この記事を書いた人

代表井上浩一郎

1964年福岡生まれ。鹿児島市在住。伊佐市出身。国土交通省航空保安大学校卒業。航空局管制技術官を辞め、営業職を経験しながら起業の道を模索。顧客向け会報誌を担当したことがきっかけでメディア作りにハマり、その後情報誌出版で創業。犬2頭とのランニングが日課。趣味として国際政治や戦略論を勉強中。

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