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2018.07.31

分報に感じる可能性

分報に感じる可能性

今日は社内の打ち合わせで「分報」という言葉を知りました。
一人のスタッフが試験的に実践していたものです。
どんなことかを聞いて、なるほどと思いました。

「分報」は1日単位でまとめる日報とはちがい
仕事の状況を社内のチャットなどにその都度、ひとりごとのように書き込むものです。

読み方はわかりませんが「ぶんほう」とタイプしたら
すぐ変換されました。「ふんほう」でも出てきました。

今やっている仕事の経過、つまずきや気づき、
思いつきや関連情報などを思いついたタイミングで投稿する。
雰囲気としては社内のみ公開のツイッターのようです。

ググってみると実践している人の話がいくつもヒットするので
興味のある人はそちらを覗かれるといいと思います。

狙いの一つを引用すると
「小さな課題をいかにリアルタイムで解決するか」
が目を惹きました。

また仕事の経過を自他共に追いやすいメリットがあります。

 

困った時には助けを得やすく、仕事のスピード感を感じられそうです。
誰かの報告に逐一反応するのは効率が悪いようにも感じますが
気づいた時、必要と感じた時だけ反応すればいいですし、
チーム全体のパフォーマンスが改善されるなら悪いことではありません。

過去に映像で見た工場のイメージを思い起こしました。
工場の製造ラインのどこかで問題が起こった時に
赤ランプを点滅させ、ラインを止めてその場に人が集まり問題を解決する様子。

 

ただ「分報」は、情報のシェアによってチームのパフォーマンスに利することに意味があり
メンバーがチャットツールを立ち上げてなかったり、情報に反応する人がいないとダメです。

せっかくの「分報」も顧みられることがなければ
フォロワーのいないツイッターのような虚しさになってしまう。
(自分の備忘録がわりにはなりますが)

 

情報を出したり、それに反応したりする感覚を鋭敏にしていかないと
タイムラグや認識のズレが広がり、孤独感を蓄積していきそうです。

「分報」は、チマチマした情報共有ですが
重い荷物を運ぶような仕事場にスピード感や問題解決の手法を生み出していく可能性も感じます。

日報のような“パッケージ”ではなく、“伝送形式”のようでもありますが、
ルールみたいなものを確立しようとすると窮屈になりそうですね。
記録はしたことがありましたが終日の継続と社内への共有はしたことがなかったので
自分でも試してみたい手法です。

この記事を書いた人

代表井上浩一郎

1964年福岡生まれ。鹿児島市在住。伊佐市出身。国土交通省航空保安大学校卒業。航空局管制技術官を辞め、営業職を経験しながら起業の道を模索。顧客向け会報誌を担当したことがきっかけでメディア作りにハマり、その後情報誌出版で創業。犬2頭とのランニングが日課。趣味として国際政治や戦略論を勉強中。

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