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2020.10.12

「骨太の方針2020」から企業のデジタル化を考える

「骨太の方針2020」から企業のデジタル化を考える
写真は本文と関係ありません

DX、デジタル化について、パラパラとあちこちのウェブサイトを巡っていると、政府の「骨太の方針」がよく出てきます。

2020年7月17日に「経済財政運営と改革の基本方針2020」(骨太の方針2020)として閣議決定されたものです。

「骨太の方針」原文はこれまで読んだことがなかったのですが、時代の節目ともいえるこの時期に出された政府方針ですので、これからの日本の進路を理解しておくためにもじっくり読んでみました。

経済財政運営と改革の基本方針2020

主な項目は以下のような内容です。
(1)「新たな日常」構築の原動力となるデジタル化への集中投資・実装とその環境整備(デジタルニューディール)
(2)「新たな日常」が実現される地方創生
(3)「人」・イノベーションへの投資の強化
(4)「新たな日常」を支える包摂的な社会の実現
(5)新たな世界秩序の下での活力ある日本経済の実現

はじめに目を通した「概要」はかえってポイントがわかりづらく、本文の目次から関心のあるところを読む方がわかりやすい気がしました。ちなみにA4で37ページあります。

 

今年はコロナ禍により戦後最大の国難とも言われる中、新内閣となり、コロナ禍の克服やその経済対策とともに、デジタル庁の創設や行政手続きの印鑑廃止など、デジタル化を中心に改革案を矢継ぎ早に打ち出しています。例えば婚姻届を印鑑不要にする方針とか、運転免許証も役所に行かず発行・更新が可能になるとか、細かい情報が出ていました。基本方針が7月に固まっていて、その具体策がで始めたということですね。

 

 

デジタル化に関する言及は「新たな日常」(いわゆるニューノーマル)と関連して出てきます。

「新たな日常」構築の原動力となるデジタル化への集中投資・実装とその環境整備(デジタルニューディール)
デジタル化の推進は、日本が抱えてきた多くの課題解決、そして今後の経済成長にも資する。単なる新技術の導入ではなく、制度や政策、組織の在り方等をそれに合わせて変革していく、言わば社会全体のDXが「新たな日常」の原動力となる。

当面は行政のデジタル化が中心になりそうですが、その波はいずれ民間にも波及することと思われます。クールビズの普及がそうであったように行政機関がきっちり実践してそのメリットが明らかになると、民間も早期に追随するのは想像ができます。

「単なる新技術の導入ではなく、制度や政策、組織のあり方をそれに合わせて変革していく」ということなので、当然受け入れ側の常識の入れ替えが不可欠ですね。

 

スマホがなかった頃からすると、完全にスマホが普及してしまった現在はこれも一つの「新たな日常」です。コミュニケーションが完全にデジタル化した個人のライフスタイルに比べれば、企業活動(オフィス業務、集客、販売、開発など)のデジタル化はまだ始まったばかりと言ってもいいと思います。そして手付かずの範囲が広い。

ECサイトを作った、勤怠管理をクラウド化した、ネット広告で集客を始めた、というあたりが一般的かと思いますが、個人がスマホを持つ以上のインパクトを企業活動にも持ち込めたらどのような企業版「新たな日常」が待っているんでしょうか。色々とワクワクしてきます。

この「骨太の方針2020」の中で出てくる「Society5.0」もそのヒントとなりそうです。
Society5.0

 

これらを読んでも国家ビジョンなので、自分でできる具体策はほとんど書かれていませんが、自分なり、自社なりにできることとして以下のような考えは持っています。

・人間が常時張り付かないでいいように仕事環境を工夫し整備する。
・距離や時間に縛られない仕事環境を作る。
・気づいたら、当たり前と思っていた慣習・ルールを止めることを厭わない。
・人間以外(PC・クラウド・AI・自動化コマンド)でできるならやらせてみる。サービスがあれば使ってみる。
・新しい技術・サービス・働き方は単体ではうまく機能しないことが多いので、人間の動き方や考え方との協調・連携・検証を意識する。
・新しい技術、サービス、働き方の最新情報は常にチェックする。

このあたりを意識してやっていこうと思っています。

 

それと課題はもう一つ、ネット回線! 不具合あるとホントに仕事になりません。
いつでもどこでも大容量でハイスピード、これはホントに重要です。
5Gの普及で解決するでしょうか。あと数年かかるでしょうか。
これも心から期待しています(切実)。

この記事を書いた人

代表井上浩一郎

1964年福岡生まれ。鹿児島市在住。伊佐市出身。国土交通省航空保安大学校卒業。航空局管制技術官を辞め、営業職を経験しながら起業の道を模索。顧客向け会報誌を担当したことがきっかけでメディア作りにハマり、その後情報誌出版で創業。犬2頭とのランニングが日課。趣味として国際政治や戦略論を勉強中。

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