エバーノートを有料アカウントで使い始めて8年あまり。
自分が書き込んだメモや有用なウェブ記事、名刺スキャンなど
7000件ほどのノートがたまっているようですが、
このサービス、そろそろ使わなくてもいいかなあと思うようになりました。
本当のところはこの際、一つ一つ目を通してみたいのですが
チェックするだけでもかなりの時間がかかるので
時系列に並べてざっと眺めていました。
古いものを今から見れば、レベルの低いものもありますが
今と変わらない悩みや課題もある。また何も進んでいない内容もある。
時間の経過によってその課題の
自分にとっての優先度が見えます。
そこに書かれた課題や悩みの何に注力するか、何に時間を割くか。
保存されたウェブ記事をどう役立てたか。
買うだけで着ない服のことを「タンスの肥やし」と言いますが
溜め込むだけで振り返られることのない情報は
手帳の肥やし、エバーノートの肥やしでしかない。
これらのノートを自分の肥やしとするためには
悩みや課題を解きほぐし、
何に注力するか、何に時間を割くかを決めなければいけない。
自分の “畑” 、
つまり自分の頭・思い・思考を常に耕していなければ
保有する情報は何の役にも立ちません。
日々いろんな課題が見え、気になり、考えますが
解決され、前進するのは時間を割いて行動したもの、
だれかに頼んだものだけです。
目にする情報が多くなりすぎ、
それをキャッチし保有する方法が便利になって
解決手段が揃ったような錯覚を覚えます。
畑作りに気を取られ、タネ蒔き、収穫を忘れてしまう。
この大量のメモを見たら「これってどうなのよ・・」と
思わずにはいられませんでした。
大事なことをメモで残して、未来の自分に託すのは良い。
でも託したことを忘れてはいかん。
過去のメモを見返して
3ヶ月後の自分、半年後の自分、
1年後の自分、3年後の自分が
「今の自分ならどうする?」と考えてやらねば。
メモを単なる書き付けでなく、
「未来の自分への質問メッセージ」と考えれば
もう少し大事にしそうな気がしてきました。
少なくとも、そういうメモは
一箇所にまとめるようしないとです。