いやもう本当に驚いた。
こんな本が今から50年ほど前に書かれていたなんて。
まださわりしか読んでいないのだけど
書き出しだけでインパクトがあったので
その印象だけを書いています。
とにかく読むとこ読むとこ
今の世の中を明確に予想していることに
良い意味でショックを受けました。
工業の時代に続く次の時代の情報産業についても。
たくさんありますが、特にバチッときた一箇所を引用します。
「(前略)
・・すべての人間が、その日常生活において
知的生産活動を、たえずおこなわないではいられないような社会に、
われわれの社会はなりつつあるのである。社会には、大量の情報があふれている。
社会はまた、すべての人間が情報の生産者であることを期待し、
それを前提として組みたてられてゆく。人びとは、情報をえて、整理し、かんがえ、結論をだし、
他の個人にそれを伝達し、行動する。
それは、程度の差こそあれ、みんながやらなければならないことだ。
(後略)」「知的生産の技術」(梅棹忠夫)
初版発行: 1969年7月
自分が買ったのはkindle版なので正確にはわかりませんが
奥付には「2015年6月26日発行 第94刷発行」とあります。
読み継がれて来た大ベストセラーなのですね。
タイトルは聞いたことがありましたが
手に取ったのは今回が初めて。
読んだ記事から記事へと導かれてこの本に行き着いたのでした。
私も著者が主張する知的生産の受益者なわけですね。
今日はひとまずここまでで。