紆余曲折を経て、
「週次レビュー」という習慣が身について数年。
週末は自分の公私全てをまとめたタスクリストを
見直す時間を設けています。
タスクとは、自分がやろうと思っていること、
自分がやらないといけないこと、その全ての総称。
自分の行動を俯瞰し、仕分けしていく時間です。
週次レビューでやることは
・完了したタスクのチェック
・新たに発生したタスクの優先順位づけ
・未完タスクの着手予定と期限の延期
・やらなくても良さそうなタスクとやる気がなくなったタスクの削除
などです。
仕事はもちろんのこと、
家や家族などの私事、趣味、学習、地域活動など
生活全般にわたって自分がやろうと思うこと、やらなければならないことを
全て出し切りリスト化していています。
思いついたタスク、加わった行動予定も全部、
まず「インボックス」というリストに加えていきます。
日々とりあえず追加したタスクは、次の行き先を決めます。
・どこに分類するか
・果たして本当にやる必要があるのか
・誰か頼める人はいるか
・すぐやるのか、いつか・たぶんやるのか
自分の思いつきや流れていく時間の中で出来上がったふわっとしたタスクリストを
具体的なカテゴリーの中に落とし込んでいきます。
仕事や生活の中で発生するタスクでも
・急ぎかそうでないか(すぐに/そのうち・いつか)
・重要かそうでないか(影響が大/影響が小)
の二軸で分けた場合、
①重要で急ぎ ②重要だけど急ぎでない
③重要でないけど急ぎ ④重要でないし急ぎでもない
の4つに分けられます。
できれば急がされず、
自分の計画に従って重要なことに時間を注ぎたい。
現実はなかなかそうはいきませんが
理想的な時間の使い方ができるようにあらかじめ準備をすることで
②の割合を増やしていこうというのが週次レビューの目的です。
現実は①どころか、③や④に振りまわされていることも良くありますから。
効果や影響の大きいタスクは一つのアクションでは完結せず
複数のアクションのまとまりである場合がほとんど。
この複数のアクションによって達成しようとする目標を
「プロジェクト」と呼んでいます。
請け負う制作案件はもちろんプロジェクトですし、
個人で行く旅行も、会社の忘年会もプロジェクトです。
日々のアレやらなきゃ、これやらなきゃ、の単独ToDoリストではなく
ゴールに向かって一つ一つタスクを片付けて行く
「プロジェクト」リストがメインリストになります。
このプロジェクトのリストの中に
いつでも「次、何をする?」という
問いに対する答えが準備されているのが理想。
「重要だけど急かされてない」プロジェクトが一歩一歩完成に近づいていく感触を
週次レビューで感じられれば、次の週も新しい展望が開けてきそうな気がするのです。