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2018.09.04

スキャンブックス

スキャンブックス

昨年から本はスキャンしてデータ化するようになりました。
いわゆる「自炊」、本の電子書籍化、PDF化です。

Dropboxに「スキャンブックス」というフォルダを作り
そこに300冊ほどが収まっています。
現在はなるべく最初から電子書籍の形で買うのであまり増えませんが、
紙の本でしか販売されてないものやムック本などが
少しずつデータ化されています。

 

嵩(かさ)があるものだからか、これまでは売るのも捨てるのも億劫で
決意して処分するまで結構な時間がかかっていました。
自然と部屋の中で場所をとるようになります。

思い切って自分専用のドキュメントスキャナを購入して
恐る恐るスキャンを始めてみるとこれが意外に嫌ではありません。
捨てるより手間なのになんとなく楽しいのです。

 

スキャンするには書籍を一枚一枚の紙の状態にしなくてはならず
まず本を4つから5つに手で割いていきます。
背は糊で閉じられていて「さきいか」を割いていくような感じです。
そして簡易裁断機で「綴じ」の部分を切り離していきます。

ページの束をスキャナに突っ込む前のパラパラと紙をさばくときに
見出しなどのワンフレーズが目に飛び込んできます。
これが気になってしょっちゅう作業がストップしてしまう。
大掃除の時に懐かしい写真や雑誌が出てきて手が止まる、あの感じです。

「積ん読」のまま手がついてない本も結構ありましたから
目についたフレーズがきっかけで一気に読んだ本もありました。
本を紙の束に変えるこの一番面倒な作業で
自分の脳が何かを検索しているんでしょう。

 

 

ドキュメントスキャナにはOCR(文字認識)機能が当たり前になっていますから
活字であれば大体問題なくテキストデータ化されたPDFとなります。
これは全文検索でとても重宝するのです。
特に業務用の参考書ではキーワードで検索して対象書籍を絞り込めますから
後々非常に役立ちます。

データ化したことで本へのアクセスが格段に楽になり
頻繁に開いたり閉じたりするようになりました。
全体を読み直すというより
「あの本のあの辺りにこんなこと書いてなかったっけ?」
と思って改めて拾い読みを頻繁にやるのです。

 

紙から離れていくことの味気なさは確かにありますが
文字を拡大できない、めくらないといけない、紙の本は億劫になる一方です。
液晶モニタ上の読み物に読み慣れてしまった今では
身についた利便性の流れは止められません。

 

 

本の状態での処分は、捨てるのも売るのも気が重かったのですが
バラバラに分けられた紙の束と化した「元・書籍」は
ためらいなく処分できるようになりました。

ああ、そうか。ためらいなく捨てられるのは
本に書かれている情報を
いつでもまた探し出せるという安心感もありますね。

この記事を書いた人

代表取締役井上浩一郎

1964年福岡生まれ。鹿児島市在住。
鹿児島県立大口高等学校、国土交通省航空保安大学校卒業。航空局管制技術官として勤務するも仕事観の違いにより25歳で退職。幾つかの仕事をしながら道を探っていたが、ある時、顧客向け会報誌の作成を担当したことがきっかけとなってメディア作りに目覚め、1997年情報誌CROWD(クラウド)創刊。1999年に有限会社クラウドを設立。情報誌CROWDは地元情報誌にはなかった新たな視点とクオリティで若者を中心に好評を博した。2009年からは新たに企業メディアに注力。特にコンテンツの充実によるウェブマーケティングと、その会社らしさを感じ取れる広報誌など企業メディアのプロデュースに力を入れている。

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