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2018.08.16

「モダン・ラグジュアリー」

「モダン・ラグジュアリー」

今日は社外にて月例勉強会の日。
テーマは、アジアの成長と鹿児島の観光について。
知っていたつもりで実は知らなかったアジアの成長と
人口推移のリアルに改めて向き合いました。

海外からの観光客数は文字通りうなぎのぼりですが
鹿児島にはホテル不足、遊べる場所の不足等、様々な課題があります。

この10年20年の変化は非常に大きく
人口減少や高齢化への認識が私自身、相当甘かったです。
また国ごとの成長スピードのギャップ、文化や習慣のギャップを
チャンスと取らえるべきことも認識しました。

興味をそそられたのは
富裕層の旅行に対する志向の違い、変化でした。

旧来型の「クラシック・ラグジュアリー」と
新しい「モダン・ラグジュアリー」の二つの捉え方です。

「クラシック・ラグジュアリー」は主にシニア層が中心の
富、力、地位、魅力、願望、消費などに重きをおいた
全てに最高、快適を求める志向。

一方、「モダン・ラグジュアリー」は主に若い層で
文化、起源、遺産、スタイル、独自性、質を重視。
本物を求め、自分にとっての意義や体験を重視する志向。

この「モダン・ラグジュアリー」のタイプが拡大しているそう。

現在の20代・30代を見ていても、お金の使い方、時間の使い方が
我々世代とは明らかに異なっていると感じていました。
今後は富裕層に限らず、この志向が主流になっていくと思われます。

「モダン・ラグジュアリー」に区分される各要素は
各都市の歴史や生活様式、産業、自然環境に準ずるところです。

外部から見た際、それが独自性として見出され、
適切に打ち出すことができるかどうか。

適切に打ち出すとは、観光政策として考えれば
・情報発信
・旅行商品(の売り出し)
の二つのアクションに分けられるそうです。

売り出しということになれば
相応の価格設定も含めての検討となります。

どんな客層にどんな価値をどんな価格で提供するか。
鹿児島の人はもっと積極的に考えるべきとの意見に
地域観光はまさしく地域経営なのだと
印象を強くするところでした。

この記事を書いた人

代表井上浩一郎

1964年福岡生まれ。鹿児島市在住。伊佐市出身。国土交通省航空保安大学校卒業。航空局管制技術官を辞め、営業職を経験しながら起業の道を模索。顧客向け会報誌を担当したことがきっかけでメディア作りにハマり、その後情報誌出版で創業。犬2頭とのランニングが日課。趣味として国際政治や戦略論を勉強中。

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