「DOよりBE」。
これは私が社内会議で時々発するフレーズです。
「何をするか(=手段)」より「どんな状態にするか(=目的)」。
目の前の作業に懸命になるあまり
どんな課題を解決するためにやっているのか
見えなくなることがあります。
求められるゴールが頭にないと、
それに適した行動をとることはできません。
例え指示された作業であったとしても
問題解決にふさわしくないと想像できれば
別のアイデアを出すことも必要になってきます。
専門職としての心構えもこの言葉で伝えられます。例えば
「デザインする」より「デザイナーであれ」。
常にデザイナーたる視点や思考を持って物事に向き合えという意味です。
デザイナーの使命を自覚すると自ずと行動も違ってきます。
勤務時間中だけの作業人とは異なり、
日頃から準備に余念がない人、解決方法を見出す人、と言えます。
元々は、どこかで読んだ自己啓発書に書かれていたフレーズで
「自分が何をするか以上に、何になりたいかを思い描こう」
という内容でしたが、仕事にも当てはまると感じて応用しています。
仕事を「どんな状態にするか」と考えれば
それは当然、依頼者にとっての価値です。
集客や採用の成果、ブランド価値の向上、会社としての誇りの具現化など。
どんな状態にしたいか、BEが決まれば
それを噛み砕いてDOをいくつも導き出す。
まずはゴールを描きましょう。