
先月、長く空き家になっていた伊佐市の実家で
そのままになっていた家財道具などの遺品を一気に処分しました。
いや、処分してもらいました。専門の業者さんにお願いして。
残したい最小限のものを事前に分けておき
それ以外の大きな家具や電化製品、衣類に食器に手紙の束まで
そこにある何もかも捨ててもらいました。
身内が長年生活したあとであり
思いを断ち切れずに長い時間だけが経過していましたが
信頼のおける業者さんとの出会いにより一気にかたがつきました。
やはり捨てるにはいろんな意味で「ちから」が必要です。
経験上、何かをごっそり捨てるとその後必ず変化があります。
滞り、溜まると、何となく調子が悪くなります。
だから捨てる流れ、溜めない仕組みを作っています。
私の“三種の神器”は、でっかいゴミ箱・ドキュメントスキャナ・シュレッダーです。
昨年は300冊の本をこれらでデジタル化し処分しました。
捨てることには割と自信があった自分でも
今回ばかりは助けられました。ほんとよかったです。
いらないものは積極的に捨てる反面、
役立つものならば残さないといけません。
前述の実家の遺品整理で残ったものもあります。
いつも祖父母のそばにあり、子どもの頃から見慣れていた
思い出深い書斎棚(?)。これを持ち帰ってきました。
引き出しの裏を見ると「大正13年」と書かれており
かれこれ94年前に作られたもの。
自分の記憶では40年くらい前からの存在なので
その時点でも50年経っていたということに今更驚いています。
ぽんぽん捨てることだけがいいことではありませんね。
今はカメラ用品棚になり、自室の中心的存在になっています。
近いうちに手入れもしなければ。
