
2009年の9月号をもって休刊した弊社発行の情報誌CROWD。
クラウド社は、CROWD発行をきっかけとして創業しました。
約12年間の情報誌発行の中で、誌面作り、
つまりはコンテンツ企画や執筆・編集術、取材や撮影の手法、デザインワークなど
現在の業務の中心となるスキルを身につけていきました。
毎月の締め切りがなかなかキツかったのですが
おかげでチームとして随分と鍛えられたものです。

その情報誌のバックナンバーの在庫は多少は保管してありましたが、
トータル137号ともなると、それなりにスペースを占めます。
そこで毎朝の清掃作業時間に整理整頓、処分をすすめ、
資料として残す分のみ箱詰め保管に。
それでも結構な量ですが、なんとか収まるべきところに収まり、
これまでバックナンバーが保管されていた場所が
私の新しい仕事スペースとなりました。めでたしめでたし(笑)。
最近ではすっかりデジタルデータの生活になり、
保管や処分に困る紙よりも、データでくださいという気持ちが強いですし、
本は置き場に困るので、私の場合、購入する本の半分は電子書籍になりました。
でも企業や店舗が顧客にリーチするには紙とウェブ、どちらの力も必要で
それぞれの良さを活かした媒体の使い方が必要になってきます。
紙とデジタルの使い分けは、受け手への到達具合、
使い方をよくよく想像しながら検討しなければなりません。
便利かつ悩ましい時代です。
そういえば弊社デザイナーが申しておりましたが
ウェブと紙と、両方のデザインをやるということを
同業の方々から物凄く珍しがられるとか。
紙とウェブではほぼきっちり分かれているようなのです。
情報誌から始まって、
ウェブサイトにもその編集部的な要素を応用しているわが社では
どちらの良さもわかるだけに、どちらかはなかなか選べないのですよね。
両方を知ることを強みとできれば、それはサイコーです。
あとはどっちつかずの中途半端にならないように気をつけねば(笑)。