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2018年08月17日

「ユーザー体験」を考える

 

最近、アマゾンでKindle漫画を買ってしまいます。
自分がお客として見事にキャッチされていると感じる瞬間です。

本棚に漫画の単行本を並べるタイプではなかったのに
ここ半年ですっかりハマってしまってます。

ここ1週間ほどは「雄飛」(小山ゆう 作)にハマり、
その前は「ザ・ファブル」「JJM 女子柔道部物語」などなど・・
次々と最新刊まで引っ張られてしまいました。
パソコン画面上に電子書籍の表紙が増え続けています。

書店・コンビニで立ち読みするわけでもなく、
マンガ雑誌を買ってるわけでもなく、
「井上さんへのおすすめ」によって見事に誘導されているのですよね。

本の、特に漫画の買い方、読み方を変えられてしまいました。
しかも客である自分は喜んで買っています。
iMacの大画面で読んでいます。
ダウンロードすら待たず、
クラウドリーダーで購入から5秒以内に読み始めています。

選びやすく、買いやすく、読みやすく、さらにリピートもしやすく。
私の漫画購入の利便性は見事に向上されました。
(その結果、お金を余計に使っているわけですが・・)

店頭での陳列や接客に相当する購入体験が
パソコンのディスプレイ上で地味に展開されているわけです。

買ったり使ったりしているときは
それが快適なので、提供側の感性には気づきません。

購入し、読み終わって、ふと我に帰ると、
ユーザーの視点に立ったものの見方、受け止め方、検証と改善が
いかに研ぎ澄まされたものであるかを思わずにはいられません。

専門用語でいうところの「ユーザーエクスペリエンス(UX)」、
「ユーザー体験」と呼ばれる部分で
たゆまぬバージョンアップとそれを支える開発の迅速さに恐れ入ります。

 

ユーザー体験といえば、
いつも利用している銀行のATMの自動音声が
マスコットキャラクターの声に変わった時期がありました。

テンションの高い声優さんの声がATMコーナーに
何度も繰り返されていました。
「いらっ・しゃいませ───♪」
「ありがとう・ございました───♪」
使っているこっちがちょっと恥ずかしくなるくらい(笑)

それが数ヶ月後には元の地味なアナウンスに差し替えられていました。

お金の入出金には場違いな返しでしたので
利用者に不評だったようです。

ユーザー体験とはサービスの本質部分なので
本質と関係のない余計な装飾が入り込むと
ユーザーは敏感に拒絶するということですね。

サービス利用を快適でスムーズなものにしたり
目的を達成しやすく、問題を解決しやすくすることが
メディアやツールを設計する際に極めて大事な部分です。

それは派手なデザインをするのでも
過剰な情報を押し付けるのでもなく
ユーザーにストレスを与えないさりげない快適さだったりします。

常に、いちユーザーの立場で自社のサービスを検証できるか。
簡単じゃないけどやらないといけない時代なんですよね。
なにせ、世界で最も勢いのある企業が
このユーザー体験をめちゃくちゃ大事にしているし、
皆がそれを標準と見なすようになるのですから。

 

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